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「おくり人」になる
同僚の男性が、55歳にして、突如会社を辞めてしまいました。何の相談もなく、突然のことでしたので、わたしも、まわりのものも本当に驚きを隠せませんでした。会社のほうでも、彼をまだ必要としていたので、なぜ止めるのかわかりませんでした。しかし、彼にはやりたいことがあったようなのです。それは、「おくり人」になることでした。
「おくり人」というと、映画の大ヒットのおかげで、いま人気があるそうです。しかし、彼の場合、映画とか関係なく、昔から死者に携わる仕事をしたかったのいうのです。
それは、家族がなくなったとき、本当に丁寧に弔ってくれて、感動したのがきっかけでした。自分の残りの生涯を、あのように死者を大切に弔う仕事がしたいと思ったようでした。
転職といっても、いろいろな事情があるものです。しかし、どうせ転職するなら、前向きに、未来を見つめて進んでいってほしいと思いますね。
その後、彼はなんとかやっているみたいです。現実はなかなか厳しいといいながらも、その顔は笑っていました。本当に「おくり人」になったんだな〜と、ふと独り言を言ってるわたしでした。
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